RAKUGAKI OUKOKU MS GALS COMPETITION'09 No.02
ZGMF-X42S

ディスティニーガンダム

Croquir: ミゲルふとし

機動戦士ガンダムSEED DESTINYより主人公機・デスティニーガンダム。

元デザインが大剣、大砲、光の翼と目立つものばかりなので擬人化も楽勝・・・かと思いきやそんな事は無く。

コンセプトは一目でデスティニーとわかるシルエットにするのは大前提として、ファンタジー的な「鎧」と「ドレス」の要素を追加して擬人化してみました。原作自体が武器のネーミングに神話から引用したものが多く使われたり登場するMSも羽根や大剣を持った機体が多いので親和性は高いのではないか、と。

胸部周りは色構成自体は元デザインと大差ありませんがパーツ構成が大幅に変化しており硬質な胸当てとしての色合いが強まっています。胸部上のフレーム部はファー(毛)にアレンジしてみました。スカート部分は名前の通りにスカートにし、脚部はメタル製のブーツに。肩のビームブーメランは本来のあえて下に下ろしてなで肩気味に。華奢な体系で厳つい武器を振り回すのがいいのです。

羽根は劇中作画準拠の尖りにに尖ったバランスに。少女から浮遊する形にしてファンタジー感を強調。大剣・アロンダイト、ビーム砲、光の翼の形自体はデスティニーに見えるかどうかで重要な要素なので大体の色を同じにしています。

一番頭を悩まされたのが頭部パーツ。兜部分はアンテナ部とアゴパーツがどうしても目立ってしまい、これを無くしてしまうと一目でデスティニーと分からなくなってしまう。なのでここは赤と黄色の色合いを淡くして印象の強さを和らげました。またデスティニーの頭部以外にもザフト赤服用パイロットスーツもモチーフにしています。

そして顔部分。見ての通り劇中でのパイロットであるシンっぽいです。デスティニー自体がほぼシンの専用機であるが故に中の人もやはりシンの色を出さなくてはいけないかな、と。しかしMS少女大会なので「シンの要素も含んだ女の子」として描いておりよく見ると髪型はシンと違っています。とはいえ横から顔を見ると兜部分が前述の部分で描いたとおりザフト赤服のパイロットスーツっぽさも加えてあるせいかシンと瓜二つですが。

目はいわゆる種割れをベースにして怒っている中に憂いを感じられるような表情を目指しました。偶然ですが目を表現するのに使った各パーツの影設定をかなり暗めに設定しており、技設定画面やフィールド画面では種割れ時特有の無表情感が強まりました。